碁会所の危機か?
今日午後、これまで行ったことのない碁会所に行った。
実はちょっと前の土曜日、この2年ぐらい行っていなかった、なじみの碁会所に行ったら、席亭(碁会所の店主)が
「皆さん土曜日には来るんですが、日曜日はあんまり集まらないんで、ちょっと前からお休みにしたんですよ。」なんて言う。さらに店先には野菜がいっぱい並べてあり(売り物)、なんか経営が厳しい感じである。確か前行った頃は、「ヒカルの碁」の小学生だらけで、結構繁盛していたんだが。
もう少し繁盛してるところの方がいいかな、と思って今回は新たな碁会所を開発するつもりだったのだ。ところが、エレベータで目的のフロアに来てみると、
がら~ん。
無人である。あらら、と思うと同時におばさんが現れ、曰く
「日曜日はNHKで囲碁があるから、皆さん来ないのよ。今年から日曜も開けることにしたんだけど、皆さん来ないと閉めちゃうの。」
打ってくれる様子もないので、あきらめる。(普通、碁会所では相手がいないと席亭が打ってくれる)。やる気無いらしい。結局、碁会所を出たところにあったネットカフェで、ネット碁を打つ。
昔から、碁会所とか会社の囲碁大会に行くと、俺はたいてい最若年者である。社会人になりたての頃も、40を過ぎた今でもそうだ。「ヒカルの碁」のブームでやってきた小学生も去った。碁会所はご隠居ばっかりなのである。
別にご隠居が嫌なわけではないが、やはり色んな年齢層の人がいた方が面白い。まとまった時間も余り取れないので、最近ではネットで打つのがほとんどになっている。ネット碁は色んな年齢層どころじゃなくて、色んな国籍の人がいる。本当に多様だ。
ただ、ネット碁には「生々しさ」が無い。たとえば碁会所だと、相手出すオーラにあてられて、よくわからないまま負けるなんて事がある。逆もある。そういうことがあるので、時々碁会所に行きたくなるのだが。ある程度淘汰されるのはしょうがないことなのかも知れない。
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